TOP  > 用語集 > 「伝統派ルール、ノンコンタクトルール(寸止め)」について

用語集「ノンコンタクトルール(寸止め)」について

近年、日本で「ノンコンタクト」というルールを指す場合、大まかに伝統派ルールと呼ばれる全日本空手道連盟(全空連、JKF)ルールと日本空手協会(JKA)ルールとの二つを指すことが多くあります。
また俗称として「寸止め」と呼ばれることもあります。


・全空連ルール → 過度の接触の禁止。攻防速度が速いため、一連の動きの中で故意ではない軽度の接触ならば可。技の有効性の感じられるような、腰の入れ込み、形の整った突きや蹴りでないと一本と判定されない。 ※ポイント制
>ルール表を参照


・協会ルール → 一本勝負であることが特徴。KOに直接結びつくような打ち抜きは禁止だが、技を当てた瞬間に止めれれば、当てる事自体は反則ではないとされる。試合自体も過激なものが多い。原則として寸止め、ノンコンタクトを謳っているが実質的には当て止めに近い。※ポイント制
>ルール表を参照


私達、総合空手道武禅館では主に全空連ルールでの組手を稽古します。
その理由は全空連ルールは協会ルールに比べて安全であり、オリンピック採用ルールであるという認知度の高さもあります。


全空連ルールと併せ、フルコンタクト空手ルールも一日の中で練習しますがフルコンタクト空手特有の顔面への手技攻撃の禁止や背面攻撃の禁止、投げや掴みの禁止など実戦とはかけ離れた偏重性を補う目的として、技の自由度が限りなく高い全空連ルールを採用しています。


また、所謂、伝統派ルールは自由度の高さから、キックボクシングや総合格闘技の世界にも応用が効くと共に硬式空手などのライトコンタクトルールに対しても応用が効くことが有名で、そうした理由としても、武術空手を追及する武禅館は全空連ルールを採用しています。


また、武禅館館長である小池一也は個人として全空連加盟和道会の道場にも所属し、稽古研鑽を続けており、現役選手として活動しています。



>用語集TOPへ戻る